筋・筋膜痛症候群とトリガーポイント
筋・筋膜痛症候群とは
急性の筋肉の障害や、筋肉の反復性の過負荷ストレス(使いすぎ)により、筋肉内に硬いしこりのような部分(緊張帯)ができ、そこにトリガーポイント(特に強く痛みを感じる点)が見出される状態で、活性化しているトリガーポイントを持つとその場所近辺のみならず離れた場所に関連痛(放散する痛み)が現れる。
トリガーポイントは東洋医学で言うところの経穴(ツボ)にその70%が一致するとも言われ、このような状態が2〜3ヶ月以上続いている状態を筋・筋膜痛症候群という。
トリガーポイントを刺激する(押す、つまむ)と、文字通りそれが引き金点となり、関連痛が強くなったり、潜在性のトリガーポイント(関連痛が出るまでに至っていない状態)の場合は、関連痛領域に放散する痛みが現れる。
肩こりの時に起こる、後頭部からこめかみ、目の周囲に現れる頭痛も、肩の筋肉(僧帽筋)のトリガーポイントの関連痛であると言われている。
対処法
筋・筋膜痛症候群のとき、ペインクリニックではトリガーポイントへの局所麻酔の注射を行いますが、一般の人でも行える方法としてはトリガーポイントの圧迫があります。
筋肉の強張ったところにひときわ痛みが強く感じられる部分(トリガーポイント)を探し出し、指で押す。 ( 場所によってはつまむ )
強さは我慢できる程度で、同じ強さのまま持続的に圧力をかけておくと、多くは1分以内に痛みが感じられなくなります。
痛みが感じられなくなったら、少し力を加え同じ事を2〜3度繰り返します。あまり強い力で行いすぎるとかえって緊張するので注意してください。
肩こり・腰痛・下肢痛の代表的なトリガーポイント形成点をしたの図に記します。
前述の処置をした後はストレッチ及びエクササイズを行うと良いでしょう。
詳しくは二人でするトリガーポイント療法へ
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